国産キウィの話
Today’s Fruits ♪
今朝、某番組で、キウィは形の悪いのが美味しいなどと言っていたそうですが、私的には、おいおい!です。
かつては、私も月一ぐらいで、その局の地方版でおすすめの旬の果物のコーナーを担当していたので、業界の裏事情は少しは分かるつもりです。
普通、果物を選ぶ際の目安は、(その品種の特性に応じた)万遍なく生育した形がいびつでないもので、むらなく着色していることというのが基本的ではないかと思います。キウィに関しても同じこと。業界の情報によれば、今年のキウィの収量は意外に少なく、特に福岡産にその傾向が顕著だとか。
毎年、3月後半ともなると、糖度の高い高品質のものは終了して、変形果と言われる、2~3級品が出回り始めるのですが、これを売るとお客さんは必ず前のキウィより美味しくないとか、芯が残るとか言われます。だから、どうして変形果が美味しいの?って思ってしまうのです。
つまり、これから増えてくる変形果を上手く捌いていかないと、ニュージーランド産が出回りまでキウィを繋げないとの思惑があるのでしょうね。まぁ、そう言ってもらえれば、売る側としては有り難いのですが…^^;
変形果でも、それ程あじに遜色はない程度に考えておいた方がいいと思いますけどね。
#国産キウィ
2017年03月06日 18:28